【マネジメント】AI時代の会社の生き残り方①

AIエージェントを企業が続々と導入していくことは不可避です。その中でどのようにして会社の競争優位性を維持していくのか。これが経営層の一番の経営課題となるでしょう。
ネット上の情報は誰でも収集できるためそれだけを活用したAIでは競争には勝てません(これは自明)。
そうすると、他社が保有していない社内に蓄積しているノウハウ(営業秘密など)をAIに学習させて競争優位性を確保するということになります。ここでまた問題があります。AIに学習させるためにはそのノウハウは人間の頭にあってはダメであり、AIに入力できるデジタルデータにする必要があります。例えば、マニュアルなど。
しかし更に課題が発生します。「古いノウハウ」でいつまで競争優位性を確保できるのか。です。
このノウハウも「常にアップデートする」仕組みも導入しておかないと、持続的な競争優位性を確保することは出来ません。
キーエンスさんは営業ノウハウを属人化させないように社内で共有し、データベース化しているそうです。このような仕組みが既に導入されているキーエンスさんはAIエージェントの導入により、更に強靭な会社になっていくことでしょう。
成果主義で個人間がライバルでノウハウは共有しないという会社組織が多いと思います。また中途採用者も増えており、彼らも蓄積してきたノウハウを公開することは拒みます。
AIエージェントの登場で会社組織の在り方と考課も変えなければ、会社は生き残って行けないでしょう。