【マネジメント】有用なAIを作る必要条件

AI(人工知能)のそもそものロジックは昔と変わっていません。AIが有用なものになるためには「有用な情報の蓄積」が必要です。

AIが現在のように普及していなかった数年前までは、インターネット上の情報は人間が執筆、投稿したものでその信頼性は高いものでした。しかし現在、AIを使って簡単に偽情報を大量に生成させることができ、さらにそれを拡散させることも容易となりました。既にSNS上に偽情報、偽動画が溢れています。

AIが探索する元情報の品質が現在急激に低下しているため、AIの処理速度(巨大なデータセンターを数多く建設し、力技でデータ処理している現状)が向上しても、その回答品質は高まらないどころか低下する恐れがあります。

インターネット上に溢れている情報を解析要約するAIはそのような懸念があります。偽情報を要約するだけのAIとなってしまいます。現在のAIは自動でデータクレンジングすることは困難です。

逆に品質のよい情報だけ蓄積できれば、とても有用なAI(特にAIエージェント)を開発できる可能性が高まります。
企業がビジネスで競争優位性を確保維持していくためには、社内に他社が保有しない独自の有用情報を蓄積していくことが不可欠となります。

これが蓄積できれば、あとは力技でデータ処理するAIがあれば十分です。

偽情報が溢れる社会では、「有用情報を蓄積すること」が競争優位性となるのです。

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