【マネジメント】サーバント・リーダー

サーバント・リーダーシップの書籍は現在では多く出ている。

私がこのジャンルの書籍を読んだのはもう20年以上も前のこと。

そのときからトップダウン型のリーダーシップだけではなく、サーバント・リーダーシップは今後重要になってくると提唱されていた。

不確実性が更に高くなり、変化のスピードが益々加速している現在では、もはや一人のカリスマに成功を委ねることは困難である。トップダウン型リーダーシップは、危機管理時を除いて時代遅れであり、逆効果であることが証明される事象が増え続けている。

リーダーは、より多くの人々(従業員)の英知を結集させるマネジメント能力が重要。

従来のトップダウン型リーダーシップは、タスク管理と目標達成に重点を置きすぎ、部下への配慮が不十分なため、組織力を十分活かしての目標達成を困難にする。

不確実な未踏の領域で望ましい成果を達成するためには、従業員に目的意識を持たせ、従業員のモチベーションを高め、各人が自律的に最高のパフォーマンスを発揮できるように支援マネジメントする必要がある。

この 方法の一つに、サーバント・リーダーシップという謙虚な奉仕型マネジメント手法がある。サーバント・リーダーは、従業員が自律的に探求し、成長するプロセスで彼らに十分奉仕し、従業員に成果を出させることが自身の重要な役割だと認識している。

サーバント・リーダーは、従業員のアイデア、行動、貢献に大いに期待する。サーバント・リーダーは組織全体の学び文化を育み、従業員が最高の自分になれるように組織風土を醸成し、一人ひとりの成長や達成感の満足度を高めることに尽力する。

しかしこのマネジメント能力を身に着けることは容易ではない。特に、トップダウン型リーダーシップが身に付いた人では困難を極める。サーバント・リーダーシップは、トップダウン型リーダーシップとは真逆だからである。

またトップダウン型リーダーシップは「論理的な頭の良さ」が重要であるが、サーバント・リーダーシップはリーダーの頭の良さではなく、部下を大いにやる気にさせる「人間性」が重要である。

この特徴は皆さんも感じているだろうが、相反する特徴である。論理的思考の強い人は、人よりタスクに関心が強いため、サーバント・リーダーシップは苦手な場合が多い。

適材適所で人材配置するのが 即効性があるだろう。

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